ロジスティックセンター
新ロジスティックセンター

舞台裏に漂う、美意識の気配

ゴミひとつ落ちていない床に、1mmも飛び出さずきちんと並んでいる段ボール。毎日たくさんの商品が入荷してくる中、大量の商品をさばいていくスタッフの姿にはせわしなさを感じさせません。「お客様のもとへ届くユニフォームである」その意識が隅々までいき渡る整理整頓された空間で、商品の検品やお直し、出荷作業が日々行われています。

ロジスティックセンターでは、注文があれば1枚からでもすぐにお客様へお届けできるよう、ホテルやレストランをはじめとした1,700品番ものユニフォームをストックしています。

お客さまが必要なときに、必要なだけユニフォームをすぐ届けられるように。働く人のワードローブであるべく、ロジスティックセンターは存在しているのです。

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ワードローブとして欠かせない役割は大きく4つ。

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ワードローブとして欠かせない役割は
大きく4つ。

1.商品在庫の管理

セブンユニフォームのカタログに掲載されている既製品1,700品番はここでストックされており、オーダー品も含めた全ての商品の入荷・出荷の管理を行っています。ユニフォームを着用する現場では、急遽ユニフォームが一枚だけが必要になるということもあります。お客様のワードローブとして、商品が欠けることなく即日お届けできるよう稼働しています。

2.検品・修理

数字的な管理はもちろんのこと、商品そのものの検品から保管状況の確認まで、お客様のお手元に届く商品に不備が無いか目を光らせています。ユニフォームは食品を扱う現場で着用いただくケースも多いため、異物混入の観点からもこの検品段階を重要視しています。機械を用いた金属検知なども行いますが、最後は検品室で人の目を通して確認しています。生地作りや縫製段階で入り込んでしまう事のある糸屑や汚れも、検品室で取り除かれ、きれいな状態で出荷されます。

3.お直し・加工

裾上げのようなお直しから、ユニフォームに必要な機能の追加加工の対応をロジステックセンター内の縫製工場で行っています。ひとつのホテルで働く何十人分ものスタッフの裾上げを行ったり、一人分のコックコートのサイズ直しを行うこともあります。食品衛生管理向けに異物混入を防ぐインナーを付帯したり、既製品に装飾を施すなど、お客様ごとに必要とされる特別な仕様に一枚から対応しております。ユニフォームメーカー内の工場であるため、ユニフォームとして使用する商品を前提とした資材の選択や縫製のノウハウを用いています。

4.アップサイクル

役割を終えたユニフォーム、そしてサンプル商品や不良商品として販売できない衣類や生地類を、原料として新たに再生紙や繊維に甦らせるべく、アップサイクルに向けた仕分け作業を行っています。機械で反毛(繊維原料として再利用する技術)するために、ボタンやファスナーといった付属を一着一着、手で取りのぞき、綿やポリエステルといった混率ごとに仕分けて管理しています。つくる者の責任、メーカーとしてユニフォームのその後までを考えて、できることから少しずつ取り組んでいます。

これらロジスティックセンターの業務は、生産部、営業部、企画部とリアルタイムで連動しています。


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「企業文化を継承する、人々。」

ロジスティックセンターへ訪れる度に、スタッフの無駄のない動き、ユニフォームを届ける先への責任感の高さが体現されたような緊張感のある空間に感動します。そんな空間の中で淡々とスタッフが商品を検品していく様子を見ると、日々商品に触れているデザイナーでも気づかないミクロレベルの汚れを当たり前のように発見し修繕している様子に気づき驚きます。

「仕事として当然のことをしているだけなので、着目されるほどのことではない。」修繕作業がしやすいよう自ら改造した道具を使いこなしながらそう話すのは、検品業務を管轄する顧(こ)さん。ひと目で商品の不良部分を見分けて、それぞれに合った修繕方法を一瞬で判断してインタビューをしているその間にも、ひと作業を終えてしまいます。

出荷作業、検品、修繕、梱包、縫製。それぞれの担当者が専門に特化して仕事を行っていますが、一人一人が同じようにユニフォームを届ける先を意識して取り組んでいます。この意識を顧さんは「企業文化として長年積み重ねられてきたもので、これからも大切に育てていきたい」と言います。ユニフォームを生み出し、届ける。この一挙一動、届くまでの道のり全てに、蓄積された意識が神経のように繋がっています。そのユニフォームを着用し働くひと、さらにその先の喜びにつながることを願って「働く人のワードローブ」として存在できたらと思います。

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所在地 〒322-0302 栃木県鹿沼市深程990-9
連絡先 TEL.0289-85-7700 FAX.0289-85-7702