
小野塚秋良×セブンユニフォームの
ワーキングユニフォーム「HAKUÏ・ハクイ」
最新コレクションとなる「HAKUÏ 34」が
2026年7月3日にリリースされます。
サービス業においてユニフォームは、
もっと自由であってほしい。しかしここ最近、
自由なユニフォームという意味合いが
本質から離れ“私服化”という形で
一人歩きしているように感じます。
清潔感の薄れ、もてなす姿勢の希薄化、
ゲストとスタッフの曖昧さ
そうした現場をしばしば見かけることがあります。
それは『自由』ではなく『無形』だと思うのです。
HAKUÏシリーズが問い続けてきた自由とは、
古い格式への盲目的な服従を冷静に再考し、
店舗それぞれのコンセプトの本質を、
肩の力を抜いて大切に表現することです。
―――――――――――― 小野塚秋良

もてなすディテール
サービスの現場が多様化する今、ユニフォームが担う役割も大きく変わってきました。高級店と大衆店、各国料理の垣根は取り払われ、提供の方法論もかつてなく多様化しています。高級レストランだからといって、必ずしも格式張ることが求められるわけではない。提供するものの方向性にマッチした自由な発想のもと、和洋のミクスチュアや時代のクロッシング、ナチュラルなスタイリングや着こなしの現代的な解釈 ― そうした新しい視点がユニフォームにも日々求められています。
「ナチュラルな印象であることと、無頓着であることは、まったく異なります。どんなにユニフォームのスタイルであっても、ゲストを迎える場に立つ者の装いには『もてなす』という姿勢が宿っていなければなりません。あくまでホスピタリティの姿勢が、装いを通じて表現されるべきだと思います。統一された装いを共に纏うことは、心構えと集中力を高め、チームとしての意識を醸成します。諸々の多様性を有する現代の職場だからこそ、コンセプトを共有できるユニフォームは、働く人々の内側からホスピタリティを引き出す力を持っています。」(小野塚秋良)

ユニフォームと私服のあいだには、確かな境界線があります。そしてその境界線を引くのは、大仰な仕掛けではなく、ちょっとしたディテールの有無です。袖口のひと手間、襟元の品格、前立ての開け方 ― そうした細部の積み重ねが、その服を「もてなしの装い」として成立させます。
今回の「HAKUÏ 34」シリーズでは、和洋の伝統的なウェアをベースにしたアイテムを展開しています。トラディショナルな装いが持つ揺るぎない存在感に”現代ならではの感覚と解釈”を加味することで、それぞれの現場が時代のニーズに沿ったオリジナルの雰囲気をつくれるよう工夫しました。統一されたイメージを損なうことなく、着こなしの中に個性を宿せるディテール ―「HAKUÏ 34」が目指したのは、そのような奥行きをもった装いです。
「オーセンティックとカジュアルの融合」
<伝統的ウェアをベースに現代感と作業性を加味>
1. 店舗の内外を問わず共通で使える
コート&パンツのセットアップ。
英国メンズトラッドのアウターをベースに、アウトドアの開放感はそのままに、袖丈を作業しやすい七分袖へとアレンジ。ブリティッシュ柄のネクタイなどスカーフのように自由にスタイリングすることで、現代感のある着こなしを楽しめます。上下同色のセットアップが、ユニフォームらしいキリッとした印象を自然に演出します。
1
2. ライダース(ダンガリー)コート。
男女差のないワーキングウェア素材であるダンガリーに生地を変更することで、肌触りと作業性が高まり、全体の印象もぐっとソフトに。カフェやファストフード店にも似合う、軽やかな開放感を纏えるアイテムです。
2
<ちょっとしたディテールが清潔感を創る>
3
3. ボーリングシャツ(1950年代のロカビリースタイル)。
チェックとストライプを切り替えた構成に、あえて襟部分のみを白色に。私服にはない清潔感と爽やかさが、さりげなくも効果的に感じられる一枚です。
- シャツ RH6407-1
- キャップ、Tシャツ、エプロン、パンツは参考商品
4
4. ダンガリーファスナー仕立てシャツ。
前立てのファスナーの開け具合によって、シャツにもブルゾンにもなる2way仕立てです。インナーにシャツ&ネクタイを合わせてフォーマルに、Tシャツを覗かせてナチュラルに。トータルなイメージをキープしながら、セクションごとの役割や個性を着こなしで表現可能です。
5
「着物風といって着崩れてだらしなく見えるのでは意味が無い」
<和装の粋なエレガントさを着崩れなく演出>
6
6. 和装着物ジャケット・デニム仕立て。
和洋が融合した、現代らしい自由なカジュアル感を纏えるジャケット。デニム特有のポケットにオレンジステッチをあしらい、素材の個性をデザインとして活かしました。内側の共布ベルトで前開きを固定する仕様により、動作の中でもフォルムが崩れず、着物を着た際のベストな「あき」をキープできます。紐結びではないため、着慣れない外国人スタッフでも容易に、そして美しく着用できる点も大きな特長です。
- コート RA6405-1
- シャツ、パンツは参考商品
7
7. ダンガリー作務衣。
着るだけで、粋な和の着こなしが自然と決まる作務衣です。作務衣特有のエレガントなブラウジングは、腰上のタッグで膨らみを固定することで、動作中も着崩れの心配なく、細部を気にせず作業に集中できます。
<統一されたイメージにおいて
着こなしでフレキシブルに個性を出せる>
8
8. 和テイストサービスコート&パンツ。
シャツがブルゾンの裾から自然に覗くような、着こなしの現代感と余裕を演出したセットアップです。ワイドテーパードパンツは裾のフォルムで自由に個性を表現でき、さらに丈の長さも調節できるため、それぞれの体型に合ったシルエットに仕上げることができます。
1992年の発足以来、年齢・性別・体型を問わず、ホテル・レストランをはじめ国内外の星付き店舗や有名施設で採用されてきたHAKUÏ。
そのブランドを手がける小野塚秋良氏にとって、ユニフォームデザインは今や究極のライフワークです。
「着ること」は「在ること」の表明です。どんな場で、何を提供し、どのような姿勢でゲストに向き合うか ― それをユニフォームという形で誠実に表現することが、サービスの質を内側から高めていく。「HAKUÏ 34」は、そのことを静かに、しかし確かに体現しています。
HAKUÏのすべてのアイテムのご購入や各種カタログをご希望の場合は、こちらまで。
「HAKUÏ 34」を含むHAKUÏ全商品は公式ウェブサイトで紹介されており、在庫さえあればオンラインでお買い上げいただくこともできます。個人でも一着からでも購入できますので、まずはアクセスしてお気に入りの商品をお探しください。
また、新作カタログ『HAKUÏ 34』や、HAKUÏの全アイテムを掲載した『HAKUÏ 2027』(後日発刊予定)をご希望の場合は、セブンユニフォームの各ショップまたは取扱代理店にお問い合わせいただくか、下記フォームよりご請求ください。
小野塚 秋良 Akira Onozuka
Profile
- 服飾デザイナー。1974年に三宅デザイン事務所に入社。
- 1986年、イッセイ・ミヤケ・オン・リミッツよりメンズブランド「オッズ・オン」を発表。
- 1989年にレディスブランド「ZUCCa」を発表。同時期からパリコレクションに参加。
- 1992年、白洋社(現・セブンユニフォーム)との提携によるユニフォームブランド「HAKUÏ」を発表。
- 1996年よりセイコーウオッチとコラボレートし「CABANE de ZUCCa」のリストウォッチシリーズの発売をスタート。
- 2011年春夏を最後に「ZUCCa」を退任。現在は「HAKUÏ」をメインブランドとして活動。
