NIFREL(ニフレル)

多様な生きものへの想いを込め、
みんなで一緒に作り上げた
一着一着の柄が違うユニフォームです。

大阪府吹田の万博記念公園すぐそばに、2015年にオープンした大型複合施設「EXPOCITY(エキスポシティ)」。再び万博も開催された昨年には10周年を迎えたこの場所で、今も多くの人々が訪れる人気のスポットが “生きているミュージアム” NIFREL(ニフレル)です。

“感性にふれる” をコンセプトに、“多様性” を展示テーマに、魚類などの水生生物のほか、ほ乳類やは虫類、鳥類など幅広い生物を観客の間近に展示するという、新しいコンセプトが開業時から話題となりました。

Coordinate

ユニフォーム一式 オーダーメイド


NIFREL(ニフレル)

「動物園とも水族館ともまた違う新しい施設、美術館とか博物館の要素も取り入れた、今までにない、唯一無二の施設を作ろうという大きな目標がありました。」と語るのはニフレルの館長※であり、数々のフグの繁殖に携わってきたフグ博士でもある土井啓行さん。
※取材時。2026年4月1日より、海遊館館長

ふたの無い水槽や360°見通せる円柱水槽で至近距離で魚を見たり、カピバラやワオキツネザル、インドクジャクやオニオオハシなど、多様な生きものが自由に行き交い暮らす空間に入って、間近で生きものたちの美しさや不思議さを体感できる展示など、その距離の近さが大きな特徴。インスタレーションやアートの要素も取り入れ、子どもから大人まで感性を豊かにする展示を行う、生きものたちのミュージアムです。

「なるべく間近で生きものを感じていただき、直接お客様に、その水や空間の匂いだとか、生きものの動きや鳴き声などを体感していただきたい。できるだけいろんな五感を刺激できるように、展示にはさまざまな工夫をしています。」(土井さん)


NIFREL(ニフレル)

展示手法の工夫だけではなく、“キュレーター” と呼ばれる飼育スタッフの存在もニフレルならでは。お客様からの生きものに関するさまざまな質問に答えたり、生態の解説をしたりと、個性豊かな生きものたちの魅力を伝えます。

多くの人々に愛され、リピーターも多いミュージアムですが、10年の間にさまざまな変化が有ったそうです。

「生きものの変化で言うと、この10年の間にいろんな生きものが誕生したのも大きいことだと思いますね。ミニカバは3頭も生まれましたし、それ以外にも多くの動物や魚類も。この施設の中でさまざまな命の誕生があって、その成長をお客様も一緒に見守っていただけるような取り組みをしたんです。その子達の成長を来館のたびに見ていただいて…、それがリピートにも繋がったと思うんですよ」(土井さん)


NIFREL(ニフレル)

今回10周年を迎えたタイミングで、改めて施設のコンセプトや開業からの10年をスタッフみんなで振り返り、“生きているミュージアム” として進化し続ける施設でありたいという想いから、お客様を案内する運営スタッフやキュレーターのユニフォームをリニューアルする事になりました。そのコンセプトは「ひとつであり、ひとつではないユニフォーム」と「命の美を育み繋げる仲介者」。

新しいユニフォームのジャケットとシャツは、プリント手法の工夫・裁断方法により、一着一着柄が違う、あえて個体差の出る総柄ユニフォームに。さまざまな生きものたちの姿や、施設の色や形など、ニフレルを構成するさまざまな要素を抽象的なプリント柄に落とし込み、繰り返しのデザインではないランダム柄の生地を作成。全員が同じプリント柄にならない事で展示テーマでもある “多様性” を表現しました。


NIFREL(ニフレル)

「柄の素材となるいろいろなモチーフの写真は、ニフレルの皆様に集めていただきました。キュレーターの柄は、生きものや水面などの自然のビジュアル要素を中心にし、誘導スタッフの柄には、施設の印象的な内装や窓の形などを中心に。みなさんに多くの写真素材を撮っていただき、作成した柄のデザインにも多くのスタッフ様にご意見いただきました。みんなで一緒に作り上げたのがこのプリント柄なんです」(セブンユニフォーム・デザイナー/岩崎)

「それぞれ柄が違うのに、みんなで着ると統一感が生まれる。全員で着て揃った時にそれが本当にしっくりきました。柄のビジュアルをニフレルの中の要素から切り取るっていうのも、ニフレルだからこそできる事ですし、そこにもすごくワクワクしましたね」(広報・プロジェクト担当/渋谷さん)

「一着一着、模様が違う部分がお気に入りです。模様の感じや意味など、お客様との会話でも盛り上がりますね。お客様も意識して、スタッフの制服を見てくれるようになったと思います」(キュレーター/宮川さん)


NIFREL(ニフレル)

「例えばインドクジャクが好きな子供さんとかがいたら、『この制服のここの模様なんだよ』っていうようなコミニケーションのきっかけにも使えるのは良いですね」(土井さん)

「来館された子供たちも、ユニフォームが一緒じゃない事に気づいたりするかなと。生きものも一緒ですけど、人も1人1人一緒じゃないっていう事がテーマでもあったので、そういう事も表せたらいいかなと思いました」(岩崎)

そしてそのシルエットは、人と生きもの、人と自然を繋げる展示空間や体験をつくりだすスタッフを「庭師」のように見立て、羽織風ジャケットやジョッパーズパンツなどで表現。

「前の制服に比べてゆったりしていて、着心地はすごくいいです。結構ストレッチが効いてるので、飼育現場としてはすごく助かっています。しゃがんだり立ったりがやっぱり多いので、パンツの部分がすごく伸びるのも動きやすいですね」(宮川さん)


NIFREL(ニフレル)

オーバーサイズのゆとりのあるシルエットは、動きやすさだけでなく、優雅で余裕のある雰囲気を醸し出し、ただの “作業着” には見えない、“おもてなし” の気持ちも表れるような展示空間と調和した美しさも演出しています。

「“生きているミュージアム” というニフレルならではの、ここにしかないミュージアムらしいユニフォームになったと思っています」(渋谷さん)

「今回、展示内容とユニフォームがとても繋がった気がするんですよ。それが一番大きいところだと思います」(土井さん)

※2025年12月取材
photographs by yuu kamimaki

ニフレル
NIFREL

〒565-0826
大阪府吹田市千里万博公園2-1
EXPOCITY内

TEL:0570-022060 (ナビダイヤル)

※電話受付時間:開館30分前から閉館時刻まで。

〈車でお越しの方〉
名神高速道路・近畿自動車道「吹田IC」より
中国自動車道「中国吹田IC」より

※EXPOCITYの駐車場をご利用ください。

〈電車でお越しの方〉
大阪モノレール「万博記念公園駅」徒歩2分

〈営業時間〉 公式サイトをご確認ください。
https://www.nifrel.jp/guide/open.html

※曜日や季節により時間が異なります。
※年に1回設備定期点検のための 臨時休業があります。

〈料金〉
大人(高校生/16歳以上) 2,400円
小・中学生 1,200円
幼児(3歳以上) 700円
※障がい者手帳などによる割引があります。

公式サイトMAP

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