小野塚秋良×セブンユニフォームのワーキングユニフォーム「HAKUÏ・ハクイ」
最新コレクションとなる「HAKUÏ 31」が2023年1月13日より発売開始


「ユニフォームは時代を感じて
もっともっと自由であるべきだと思う」

単なる機能着や、揃いの制服といった概念からユニフォームは確実に変わってきています。和洋のボーダレスや、男女のジェンダーレス…時代のミクスチュアや、職種のクロッシング…飲食店のメニューや内装も多様化しているし高級レストランが必ずしも格式ばる必要もない。形式に囚われず、現代に即したもっと本質的で自由な発想が必要だと思います。

――小野塚秋良

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HAKUÏ 31

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国内外から注目される新作「HAKUÏ」は
働く人々を自由に解き放つユニフォームです。

ブランド発足以来、ホテル・レストランなどの業界はもちろん、ファッションシーンやアパレル関係者のあいだでも話題を呼び、国内外の“星付き”の店や有名施設でも数多く採用。着ていること自体がステイタスにもなっているというWORKING EQUIPMENT「HAKUÏ」は、今や従来のユニフォームや仕事着とは一線を画したブランドと言えるでしょう。

特に今回発表された新シリーズ「HAKUÏ 31」は、現代社会の持つ問題やニーズに正面から対応。制服という言葉から連想されがちな画一性や没個性といったイメージとは真逆の、むしろ着る人・見る人の心を解放するような斬新なデザインとなっています。もはや一般的なユニフォームの概念には収まらないほど、オリジナリティーと創造性にあふれたアイテムが揃いました。

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業界の慣習やトレンドにも流されず
日常を大切にする小野塚氏のデザインワーク。

1950年、新潟に生まれた小野塚氏は、自然豊かな環境で少年期を過ごし、やがてデザイナーを志します。1970年代半ば、日本人デザイナーの先駆として注目され始めていた三宅一生氏の事務所に入社し、そこで多彩な制服デザインも経験。そして1989年に自らのブランド「ZUCCa(ズッカ)」を立ち上げると、パリコレクションへの参加など、国際的な活動も開始します。

ただ、そうしたトップモードの世界にいながら、小野塚氏は豪華なドレスなどはつくらず、ひたすら日々の暮らしを豊かに彩るデザインのみに専心。その創作姿勢は多くの人々の共感を呼び、氏のデザインは現在に至るまで年齢・性別・階層を問わず、世界の幅広い人々から熱烈な支持を得ています。

そして1992年、ファッション界の活動と並行するかたちで、セブンユニフォームと共に「HAKUÏ」を発足。ZUCCaの仕事を後進に委せた現在では、ライフワークとしてユニフォームのデザインに専念しています。

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世界を分断するさまざまな軋轢に対して
ユニフォームの力で古い価値観を崩していく。

今期「HAKUÏ」の新作制作で特に重視されたのは、“時代を感じること”、そして“自由であること”。現在、世界中で問題となっている人種や性別、階級、貧富による軋轢。そうした問題に対峙し、古い価値観から自由になることを、ユニフォームによって実践したのが「HAKUÏ 31」です。

たとえば高級レストランでも、昨今はラフな服装で入店できるお店も少なくありません。ならば働くスタッフも格式ばった服装でなくてもよいのでは?そうしたお店のランクや社会的階層の差、男女や階級による服装の区別、また上から下まで揃いの服で統一…などというのも、じつは単なる固定観念なのかもしれません。「HAKUÏ 31」にはボーダレスやジェンダーフリー、異なるものとのクロッシングやミクスチュアなど、そうした古い形式から解き放たれた自由なデザインが満載されています。

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和洋の混合、左右非対称のミスマッチ感。
コックコート風エプロン、自社開発の綿素材。

たとえばショート丈の新作サービスコート(RA6928)は、武士の正装である裃(かみしも)の肩衣(かたぎぬ)のシルエットを取り入れた、和洋や格式などを問わずお使いいただけるアイテム。

またジャケットタイプのコート(RA6929)は左から見ると着物、右から見るとテーラードジャケットというアシンメトリーが特長の、まさに今日的なダイバーシティーを象徴した、ミスマッチテイストの傑作と言えるでしょう。

一方、新作のエプロン(RT6976)は、前はコックコートで後はエプロンという、これまた常識を超えたハイブリッド。Tシャツの上に1枚羽織るだけで、たちまちさまざまな業務に対応することが可能です。

さらにこれらのトップスと、そのどれにも合わせることのできる新作パンツ(RL6975)は、すべてセブンユニフォームが開発したスティーリーコットンという綿100%の素材を使用。特殊な糸、織と染色法により、耐久性・染色堅牢性・制菌性・ストレッチ性などが付与された、機能性に富んだ製品です。

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自由に行動できないつらさや息苦しさを
ユニフォームの力によって少しでも癒したい。

そのほか、店の種類や内装を問わず幅広く使えるアイテムとして、東南アジア山間部に住む民族の衣装をモチーフとしたジャケット型コート(RA6930)も製作。ナチュラルテイストのデザインは、エスニックやアジア系料理店ばかりでなく、和食や西洋料理のお店にも不思議とマッチするはずです。

ガーデンレストランやオープンエアのカフェなどはもちろんですが、たとえ締め切った室内やアクリル板で仕切られた席だとしても、開放的で自然を感じさせるユニフォームは、一服の清涼剤となるかもしれません。
外食することさえ難しい長く息苦しい時が続いて、解き放たれたい!息継ぎをしたい!という欲求が高まっている今だからこそ、より自由で自然な雰囲気のユニフォームによって、着る人にも見る人にも少しでも癒やしを感じてもらえたら…そんな願いをこめたアイテムです。

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「デザイナーの役目は、閉塞感が漂う中でも
心の支えになるようなものを具体的に
表現していくことだと思っています」 ―― 小野塚秋良


HAKUÏのすべてのアイテムのご購入や各種カタログをご希望の場合は、こちらまで。

HAKUÏ 31を含むHAKUÏ全商品は公式ウェブサイトで紹介されており、在庫さえあればオンラインでお買い上げいただくこともできます。個人でも一着からでも購入できますので、まずはアクセスしてお気に入りの商品をお探しください。

また、新作カタログ『HAKUÏ 31』や、HAKUÏの全アイテムを掲載した『SEVEN UNIFORM CATLOG 72』の別冊『HAKUÏ 2023』をご希望の場合は、セブンユニフォームの各ショップまたは取扱代理店にお問い合わせいただくか、下記フォームよりご請求ください。


小野塚 秋良 Akira Onozuka

Profile

  • 服飾デザイナー。1974年に三宅デザイン事務所に入社。
  • 1986年、イッセイ・ミヤケ・オン・リミッツよりメンズブランド「オッズ・オン」を発表。
  • 1989年にレディスブランド「ZUCCa」を発表。同時期からパリコレクションに参加。
  • 1992年、白洋社(現・セブンユニフォーム)との提携によるユニフォームブランド「HAKUÏ」を発表。
  • 1996年よりセイコーウオッチとコラボレートし「CABANE de ZUCCa」のリストウォッチシリーズの発売をスタート。
  • 2011年春夏を最後に「ZUCCa」を退任。現在は「HAKUÏ」をメインブランドとして活動。