4月13日にグランドオープンする
2025大阪・関西万博の
内見会レポート。
2025大阪・関西万博。大阪での万博開催は 1970年以来実に55年ぶり。2025年4月13日(日)のグランドオープンに向け、3月に報道関係者向け内見会が大阪市此花区夢洲
大阪外食産業協会が出展の
ORA外食パビリオン「宴~UTAGE~」
このパビリオンでは食の楽しさを創造する「新・天下の台所」をコンセプトに、日本の食文化を世界に発信します。食材がたくさん積まれた立体的な宝船と真っ赤なのれんが目を引く外観が特徴で、弊社が手がけたユニフォームがそこに花を添えます。
館内1階は道頓堀川をイメージした内装が施され、テイクアウト専用の限定メニューを販売する9つのブースを設置。大豆ミートを使ったお好み焼き風のハンバーガーや世界20カ国以上の料理や食材を使ったおにぎりなどが提供予定です。館内2階はSDGsの一環として食育や体験に特化しており、巻きずしやうどん作りのほか、茶会体験も予定されています。
日本の食文化を世界に発信したい!
1970年「大阪万博」の
熱き想いをユニフォームに込めて
この魅力的な空間でお客様をお迎えするのが、国際色豊かな館内外スタッフである「アテンダー」です。案内スタッフとしてだけではなく、お客様が「大阪の食、日本の食」を通して感性に触れる出会いをサポートするアテンダーのユニフォームは、「熱き想いを纏う(まとう)」をコンセプトにデザインされています。
日本で外食産業が本格的に発展したのは1970年の大阪万博がきっかけだと言われています。現在の経営層は現場たたき上げの方々が多く、この業種を日本の一大産業に押し上げました。日本の外食産業は、和食、洋食、中華だけでなく、韓国料理やインド料理など、世界中の多様な料理を楽しむことができる、まさに「食のるつぼ」です。
アテンダーには外国人スタッフを多く起用しました。その背景には主に3つの理由があります。
1)日本の外食産業は外国人スタッフが
安心して活躍できる場であると広く知っていただくこと
2)様々な国から来日される外国人来場者へ多言語で
対応できること
3)アテンダーが自国に戻った後に日本の外食産業を
広めてもらえること
「日本人と外国人」「人と人」「人と食」を繋ぐ役割のアテンダーの皆さんが、笑顔でお客様とコミュニケーションしていただける仕掛けをユニフォームに盛り込んでいます。
日本の外食産業が「各国の食のるつぼ」であること表現するために、和装ではなく洋装である「ワークシャツ」をデザインに取り入れました。アメリカで生まれたワークシャツは1990年代から2000年代初頭にかけてアメリカンカジュアルスタイルとして注目されました。ファストフードやレストランのチェーン店などで、このワークシャツスタイルのユニフォームが一般的となり「ワークシャツ=外食産業」とイメージ付けられました。
また今回は、色にもこだわりました。視認性の高い「赤・青・黄」を使用しており、各色が与える印象も考えています。例えば、赤はお祭りや結婚式などの祝い事でよく使われるように、情熱やお祝いを象徴し、生命力や勇気を表す色でもあります。青は若さや成長を表し、日本では「青い空」や「青い海」など、自然の美しさとも結びつき安心感を与える色です。黄は幸運や繁栄、希望を象徴し、太陽のような明るさやエネルギーを感じさせます。
赤色が鮮やかなパンツは、鳥が空を飛ぶように見える千鳥格子柄です。「大阪の食、日本の食」が海外へ大きく羽ばたくことをイメージしています。
「ご提案いただいたデザインを初めて見た時は少し派手な印象を受け、自分が着るのには恥ずかしいかな‥と感じました。しかし、デザイナーさんから『大阪人が恥ずかしがってどうします?派手でなんぼや!ですよ。反対にお客様にすぐ見つけてもらえないと失礼にあたりますわ!』と叱咤激励されました。改めて他案と比べると、確かにひときわ目を引くデザインです。内装に負けない視認性と機能性を兼ね備えており、きっとORA外食パビリオンの象徴的な存在となるでしょう。」(事務局スタッフ)
本開催からは「赤スカーフ」も登場!
4月13日(日)の本開催からは首元や頭へ巻くことが可能な赤スカーフがコーディネートに追加されます。この赤スカーフは現在の外食産業を支える経営陣が子どものころに影響を受けたヒーローを象徴するアイテムです。1971年に放送を開始し、現在もシリーズが続いている「仮面のヒーロー」です。
「変身!」と叫びながら両腕を大きく回す変身ポーズや、風になびく赤スカーフは、当時多くの子どもたちが真似をし社会現象にもなりました。お茶の間でテレビを一緒に見ている家族も、子どもたちの真似する姿を見て微笑んだそうです。このユニフォームには、そんな昔懐かしい楽しい気持ちを込めました。
赤スカーフはアテンダーのシンボルのひとつですが、その着用方法は各スタッフに任されます。
「祖国では日本語学校へ通い、さらに日本に興味がわき大阪大学へ留学しました。日本の外食産業を学べる場に参加できて本当に嬉しいです。スカーフは心をドキドキさせる赤色なので、目立つようにヘアバンドとして頭に巻きたいです。」(ミャンマー出身スタッフ)
「私は今はインターン生の目印であるブルーシャツを着ていますが、このトレーニング期間を終えるとイエローシャツのリーダーになれます。お客様の要望に合わせて各スタッフが対応します。」(アメリカ出身スタッフ)
「デザイナーさんの想いが詰まったこのデザインや色味が好きなので、私は寒い日でも許可されている長袖インナーは着ないつもりです。スカーフの巻き方を含め、各自が考え判断できるのは個人が尊重されていますね。」(ベトナム出身スタッフ)
統一感がありながら、身に纏う人の個性を引き出せ、外食産業の未来を感じさせるユニフォーム。ご来館の際には、ぜひ「アテンダー」のユニフォームにもご注目ください。
※2025年3月3日取材
EXPO 2025 大阪・関西万博
開催場所 大阪府大阪市此花区夢洲(このはなく ゆめしま)
アクセスOsaka Metro中央線「夢洲駅」徒歩15分
開催期間2025年4月13日(日)~2025年10月13日(月)
営業時間9:00~22:00(最終入館は21:00)
入場チケット等は公式サイトでご確認ください
ORA外食パビリオン「宴~UTAGE~」