スティーブ・ジョブズ
在宅と出社とを組み合わせた勤務体制に少しずつ慣れてきたものの、毎朝変わらない悩みは“着る服を決める”こと。新しい生活スタイルの中、皆さんはどんな風にその日着る服を決められていますか?
突然のTV会議や客先訪問、家事や買い物など、色々な場面に備え快適に過ごせる格好…。頭を悩ませます。
自粛生活で「片付け」に取り掛かった人も多いかと思います。着なくなった洋服を大量に処分した人も多いでしょうか。 “断捨離”や“ときめきの片付け術”“ミニマリスト”などはもう一般化した言葉で、身の回りを整理し、モノを少なく持つ価値観は、1つのライフスタイルとして市民権を得ました。
これらの後ろには、「決める」「決めておく」というキー・メソッドがあることに気付きます。


決めておく代表選手、スティーブ・ジョブズ氏―

スティーブ・ジョブズ氏が、1980年代にSONYを見学した際、そこで働く人達のユニフォーム姿に感激し、自社・アップルコンピュータでも導入しようとしましたが猛反対を受け断念。結果、本人だけでもユニフォーム化してみようということに。ISSEY MIYAKEの黒タートル、LEVIS 501のジーンズ、NEW BALANCE N992*のスニーカーという、あのスタイルがジョブズ氏の定番となりトレードマークになったというのは有名な話。毎日着るために同じものを大量にストックしていたようです。
(*N990という説もあります)
なぜ彼がユニフォームに惹かれたのかは諸説ありますが、SONYのユニフォームがそもそもカッコよかったことや、SONYの盛田昭夫会長が「社員にユニフォームを貸与することがモノの無い時代に物質的にも会社と社員を結びつけるものになり、後に会社独自のスタイルを表現するツールになっていった」と語ったことに共鳴したと言われています。

参照サイト:ジョブズが黒タートルを着た理由が今明らかに。きっかけは日本(GIZMODO 2011.10.14)

スティーブ・ジョブズ
(写真:「スティーブ・ジョブズⅠ」 ウォルター・アイザックソン著 井口耕二 講談社)

スティーブ・ジョブズ スタイル

Coordinate

  • シャツ CU2356-9
  • ジーンズ LEVIS 501(私物)
  • スニーカー NEW BALANCE(私物)

(写真注釈:ジョブズ氏のスタイルを真似て)
「着てみるとすごく快適。でもシンプルに見えて、かなり個性的なコーディネートですね。やっぱりジョブズだから似合う! 」(着用スタッフ談)



今では “ノームコア(能動的な究極の普通)ファッション” の象徴とも言われる、ジョブズ氏の定番スタイルですが、彼はなぜ私服をユニフォーム化したのか。シンプルで快適なその装いから、毎日ニュートラルで居ることが出来、その分一番したいこと「イマジネーション」に注力することが出来たからなのではと思います。
日々情報が溢れる現代で、無意識にたくさんの事をキャッチし、色々な事を感じ考えなくてはならない現代人も、同じことが言えそうに思えます。身の回りのモノを整理し少なくして、余計な考え事を減らすということは、深層心理として求めていることなのかもしれません(洋服を余計とは言いたくないですが)。
日々変わる情勢に対応しなくてはならない今。着る物を決めておく、ということは私たちの悩みを1つ減らしてくれるのかもしれません。


あなたなら どんな服をユニフォーム化しますか

着るものはその人を表すと聞いたことがあります。どうせならば自分の好きなものでユニフォーム化したいものです。コロナ前と言うべきか、従来は仕事着の判断基準は体裁を保つことだったかもしれません。着る人よりも周りの人からの視線が重視されがちでしたが、その基準はだんだんと変わっていき、自由にフレキシブルになってくるように感じます。

例えば、TV会議でも顔色が良く見えて、良い話し合いが出来そうな服! とか、
“きちんと感”にプラスして、これからは“安心感”と“リラックス感”が対人に寄り添ったスタイルになる、など。
これらに応えられる装いが必要です。
男女問わず、ビル街を行きかう人たちが、モノトーンカラーをベースにした出で立ちで働いていた頃とは全く違った観点で、自由に発想していい時だと思います。



―「どんな装いが良いですか?」
好きなものが分からない場合は“どんな人になりたいか”“誰々みたいな印象になりたい”から入るのも良い方法ですし、特に無いならば、自分の長所を親しい人に教えてもらうのも手、かもしれません…。

…考えてみれば、日ごろ弊社のデザイナーや営業がお客様へご提案していることと何ら変わりないことに気づいてしまいました。どんな格好が、あなた(お店や企業)を表し、あなたらしさや幸せを実現できるか。
何が一番の強みですか? どんな思いでお仕事をされていますか? 今後どんなことを展望されていますか? そんなことを一緒に考えながら、ではこんな場面・作業が多いはず、働く姿はこうありたいのでは?こんな装いはどうでしょうか?というように。(企画部 N.I.)