Kアリーナ横浜

すべては『音楽』を楽しむために

横浜駅東口から伸びる、近未来的なデザインの「はまみらいウォーク」を歩き、外気の心地よさと海側への開けた眺望を楽しもうと目を向けると見えてくるのは「K-Arena Yokohama」。

2023年9月、2万人収容可能な世界最大級の音楽特化型アリーナとしてオープンしました。国内には大規模な音楽イベントを開催するホールやアリーナはたくさんありますが、公共施設であることが多く、設計自体が多目的ホールとして造られています。そのため音楽イベントで使用する際は舞台や音響、照明等を都度設置することになります。しかし「K-Arena Yokohama」はハイクラススピーカーやファブリックシートなど、音楽に特化して設計された民間施設のため、アーティストも観客も最高の環境で音楽を体験できます。


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Coordinate

「ステージから客席最後列まで約100m近くありますが、音の遅延がほとんどない構造です。客席はタテがすり鉢状、ヨコは扇形に配置して、席がステージに対して正面になっています。お客様からの見やすさはもちろんですが、アーティストからもお客様が見渡しやすくてとても嬉しい、とご満足いただいています」(テクニカルスタッフ 木南さん)

音響や照明を整備し、お客様やアーティストにとってより良い環境を作り出すテクニカルスタッフは、動きやすいポロシャツを選びがちですが、世界最大級の音楽特化型アリーナを支えるスタッフとしてはカジュアルすぎるのではないかと検討の末、チャコールグレーのシャツコートと黒白のコントラストが印象的なブルゾンを着用しています。

「シャツコートは丈が長めなので、かがみ作業が多くても背中が見えず安心できます。サイドスリットがあるのでパンツの両腰ポケットにアクセスしやすいですし、かがんだ際も裾が引っかからずストレスを感じません。作業的に軍手などをパンツの後ろポケットに入れるのですが、出し入れがとてもしやすいです」(テクニカルスタッフ 中山さん)

「施設のシンボルでもあるロゴは細い線が連なる繊細なデザインなので業者泣かせ。表現が難しいので、お断りされることも多いのですが、今回のユニフォームでは刺繍の線が潰れずしっかり表現されていたので驚きました」(広報担当 田村さん)


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最高の音楽体験に加え“飲食を楽しむ”ことをテーマにしているため、会場内の座席にはドリンクホルダーが二つあり、片方にはドリンクを、もう片方はカップ入りフードを置ける工夫が。11ヵ所ある売店ではドリンクだけでなく、神奈川県内の人気店のお弁当やシュウマイ、ドーナツなど、しっかりした食事から軽食まで幅広い品ぞろえを展開しています。LEVEL5(5階)のラウンジからは、みなとみらいの風景を見渡すことができ、公演前後の時間をのんびりと過ごせます。

「公演によってお客様の層が変わるので、フードへの反応はさまざまです。ご来館くださったお客様にご満足いただけるよう、試行錯誤をしています」(広報担当 田村さん)

「売店スタッフは10代~20代の若い方が多いので、ユニフォームのプリント入りロングTシャツは好きなサイズが選べ、今っぽくゆったり着ることができると好評です。着こなしについて厳しいルールは設けず、裾はインでもアウトでも、きちんと着ていてくれれば問題ありません」(売店担当 北村さん)

「ベースは紺色のシンプルなTシャツですが、胸元には施設ロゴ・左袖にはDRINKマーク・背面にはSTAFFと、プリントが入っています。施設内のサインマークと同じDRINKマークがお洒落で気に入っています。」(売店担当 深澤さん)


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「フロアやトイレ等のサイン計画にはサイズや高さ、デザインなどこだわりが詰まっています。分かり易すぎると恰好悪くなるので、分かり易くて恰好良いギリギリラインを議論し続けました。 世界に誇る施設にするため、海外のお客様が見たときに分かり易い表現になるように単語を一つ一つ時間をかけて調べました」(広報担当 黒田さん)

「メインエントランスのグラフィティ風アートの他にも、館内は様々な場所にアートを感じさせる意匠が凝らされています。私のお気に入りはK-Arenaの文字をかたどったベンチが見える階段です。訪れたお客様がお気に入りの場所で写真を撮り、それをSNSで広めてくれたら嬉しいですね」(広報担当 黒田さん)

KAM(運営会社株式会社Kアリーナマネジメント)の社員はアリーナ内を動きまわることも多く暑くなるため、通気性抜群のポロシャツと羽織り用のブルゾンを選びました。

「私たちKAMの社員はあまりお客様の前に出ることはありませんが、誘導をする際はスタッフであることがひと目で分かるようにロゴ入りに重きを置きました。」(広報担当 田村さん)


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民間施設だからこそ叶えられた、日本ではまだ珍しいVIPエリアが備えられているのも特徴です。

VIPBOXから降りることができるバルコニーのシートでは、ゆったりとした空間で音楽や食事を楽しむことができます。案内するのはVIP専用スタッフで、ウール混のホスピタリティの高いスーツを着用しています。

「待ち時間にはVIPラウンジでくつろいでいただき、ライブが始まるとホテルのスイートルームのような個室から鑑賞していただけます。ケン・コーポレーションは元々ホテル運営を行っているので、このようなホテル仕様は得意としております。」(VIP担当 青木さん)

「きちんとして見えるのに、とても軽く動きやすいスーツなので、長時間着用していてもストレスを感じることがありません。」(VIP担当 金原さん)

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開業してから稼働率は8割を超え、これまで国内外を問わず多くの観客が足を運んでおり、周辺のにぎわい創出にも一役を買っています。
国内外の著名アーティストの公演や動画配信実況まで様々なイベントがこれからも目白押しですが、実はチケットがなくても、公演後やイベントがない日には、LEVEL7(7階)にある「Arena Bar 7」で夜景を眺めながら一杯、という過ごし方もできます。みなとみらいの新名所として、足を運んでみてはいかがでしょうか。

展示・コンテンツ内容は取材時のものです。
※2024年2月取材

Kアリーナ横浜
K-Arena Yokohama

〒220-8507
神奈川県横浜市西区みなとみらい6-2-14
営業時間:公演日・公演時間に準ずる

公式サイトInstagram

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